22.少年

作詞:カシアス島田
作曲:リョータ

まだ僕が恋を知らない 少年だったあの頃
同い年の君が随分 大人に見えた
初めてじゃないふりした 公園でのキスを
大切にしたいと 勇気のない僕に君は唇重ねた

あの場所から 僕は大人になったんだ
君を愛したその日から
恋の辛さや切なさ朝から夜まで 君のことばかり

少年は恋をして大人になる 息苦しい季節に
僕の心の中に小さな命が 生まれるように
あの小さな街が あの頃の僕らのすべて

悲しいドラマの話を 涙顔で話す君
大笑いする僕を叩いて 怒っていたね
いつも君が歌っていた あの歌を時々聞いて
今でも口ずさんで 勝手に僕はあの時の君に会ってます

夜も声聞きたくて 長電話をして
毎日好きって確認しあって
心のどこかはがれ落ちそうに切なく 君を想ってた

少年は恋をして大人になる 君に告げたさよなら
僕の心の中に小さな命が 生まれるように
あの小さな恋が あの頃の僕らのすべて

隠れて吸うタバコ一本に 大人になった気がした
あの日あの時 街が小さく小さく感じた
知らない世界 いつか行こうと
子供だった僕は(子供だった君は)そう決めたんだ

少年は恋をして大人になる この身をよじりながら
僕の心の中に小さな命が 生まれたように
誰も教えてくれない 抑えきれない胸の高鳴りを
大切な出会い 感謝を込めて ありがとう